チェーン・スプロケットは消耗品です。
定期的に交換しましょう。
交換する時期として明確なものは解りませんが
チェーンとスプロケット(チェーンが絡めっているギザギザの丸いやつ)は
お互いが擦りあうので同じように摩耗していきます。
チェーンを交換するときにスプロケットも交換するほうが良いでしょう。
しかし、色々と調べてみると
・チェーンとスプロケットは同時に交換
・10000㎞で交換
・2~3万㎞で交換
・チェーン交換2回につきスプロケット1回交換
と、様々です。
なので、予算とか時間的余裕とかは人それぞれだとは思うので、
自分に合ったタイミングで交換するのが良いかと思います。
単純に言えば「歯が削れて減っていたら交換」です。
今回は、タイヤを交換するついでの交換しました。
タイミング的に前回交換より20000㎞走行しています。
バイク屋へ頼んだとしても、タイヤとスプロケットを同時に交換したほうが
工賃が安くなります。
パーツ購入
スプロケット
リア(ホイール側):34T(標準サイズ)
当然ですが、スプロケットは前と後ろの2枚交換します。
この14T/34T(Tはスプロケットの歯の数)の歯数を変えれば
加速を良くしたり、高速を良くしたりすることが出来ます。
標準サイズは14T/34Tです。
チェーン
スーパーカブJA07のリンク数
標準:98リンク
当然ながら、チェーンは車種によって違います
単純に、チェーンの長さ(リンク数)が違うので、
車種に合ったチェーンを購入しましょう
今回は、試しに強化チェーンを使用してみます。
リア側スプロケットの取り外し
では、早速交換していきましょう。
タイヤを外す
まずは、タイヤを外します。
外し方はコチラ↓
スプロケットをピックアップする
タイヤの(進行方向)左側がスプロケット
3つのパーツがあるので無くさないようにしましょう
スプロケットを外す
今回交換するのは
このギザギザの歯が付いているパーツです。
コレを外していきます。
14㎜の六角×4か所
これがメチャ固い!
本体を手で持って、レンチを回そうとしても回らない・・・
とはいえ、
たまたまあったユニバーサルホルダーを使ったらすぐ取れました。
足で押さえて、レンチをハンマーで叩くなどすれば取れるかも・・・?
ですが、試す前にユニバーサルホルダーを使ってしまいました。
工具はあった方が楽ですね。
取れました!
新品との比較
左:新品
右:20000㎞走行時
上:20000㎞走行時
下:新品
よく見ると↑歯の先端が削れています。
こうして比べてみると劣化具合がわかりますね。
このまま交換せずに乗っていたら
そのうち歯が削れて、走行時にチェーンが外れてしまったり
スプロケットが割れてしまう恐れがあります!!
やはり定期的に交換した方が良いと思います。
パーツ磨き
さて、新品を組んでいくのですが
その前にパーツクリーナーで磨いておきましょう!
こんな機会じゃないと磨けませんからね。
黒くなったパーツには、油汚れやほこりやチリが付着しています。
必ず磨かなければいけないわけではないと思いますが、
パーツの劣化や不具合を考えると、磨いておいた方が良いと思います。
新品の組み込み
では、新品を組んでいきましょう。
スプロケットには裏表があるので注意が必要です。
表
裏
付ける時もユニバーサルホルダーを使用。
無くても付けられるとは思いますが、楽なので使います。
ナットを締めたら、リア(ホイール側)スプロケットの交換は終了です!
フロント側スプロケットの取り外し
フロント(エンジン側)スプロケットを交換していきましょう!
カバーを外す
この中↓に入っているので、まずはそのカバーを外します。
8mmの六角×2か所
いつも使っているラチェットレンチでは入らないので
小さめのラチェットレンチを使います。
スプロケットを外す
開けるとこんな感じ
見えているボルトを外します
10㎜の六角×2本
このタイミングでチェーンが邪魔になって来たので、
チェーンを外してしまいます。
もちろん、外すタイミングはいつでも大丈夫です。
外し方はコチラ↓を参考にしてください。
フロントスプロケットも
クルクル回って不安定なので、ボルトを外しにくいです!
でも、大丈夫!
1速にカチッと入れればスプロケットが回らなくなるので、楽に外せます!!
ワタシはユニバーサルホルダーがあるので、それを使います
フロントスプロケットを外すときに、
クラッチペダルが多少邪魔になりますが・・・
そのままでもなんとか外せます。
もし、やりにくいようなら
クラッチペダルを外す必要があるかもしれません。
取れました!
パーツ磨き
忘れないうちにエアクリーナーで周りをキレイにしておきましょう。
新品の組み込み
それでは新品のスプロケットを組んでいきましょう。
フロントスプロケットのパーツは2つ(2枚)あります。
スプロケットと固定プレートです。
まずは、
スプロケット(ギザギザの歯が付いている方)を組み込んでいきます。
次に、固定プレートを組み込むのですが
奥まで入れると、ビス穴が合いません!
何で???
固定プレートは
取り付け軸の中ほどにある溝の所に合わせます。
そこで、ネジ穴に合わせてちょっと回し、
固定プレートとスプロケットをビス止めします。
最初は奥まっていたスプロケットですが、
ビスを締めていくと固定プレートに近づいて固定されていきます。
なるほど・・・
これでスプロケットが取れないようになっているのですね。
ホント、良く出来ている。
このボルト
きつく締めようと思うと、外した時同様、スプロケットがクルクル回ってしまいます。
外した時と逆回りなので、1速に入れても後ろには回ってしまいます。
なのでワタシはユニバーサルホルダーを使っています。
出来ました!
タイヤの組み込み
タイヤを車体に入れないと、チェーンを組めないので
このタイミングでタイヤを付けます。
付け方はコチラを参考にしてください
チェーンの組み込み
新品のチェーンを取り付けます。
再度になりますが
付け方はコチラの記事を参考にしてください
新品なのですが、一応潤滑油スプレーを掛けておきます。
チェーンカバーを付ける
フロントのカバーを付けて
チェーンカバーを付けたら
完成です!!
補足
個人的感覚ですが、
スプロケットは、やはり純正のほうがしっかりしている気がします。
社外だと、材質が柔らかく削れやすい感じがします。
純正を使ったほうがいいのは当たり前ですが、
社外を使う場合は定期的な交換が重要となるでしょう。
また、
スプロケットの前後の歯の数を変えると、走り方も変わって面白くなると思います。
この自由度がスーパーカブならではですよね。
しかしその場合、チェーンのリンク数も変わるので注意が必要です。
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