自転車のタイヤ交換  ~意外と簡単!自分で出来るタイヤ交換~

ちょっと寄り道

 

いつもはバイクに乗っているのですが

 

たまには自転車でも乗ろうかと思ったら、タイヤがかなりすり減っていたので、

パンクする前に

タイヤを交換することにしました!

 

タイヤの溝が無いと、パンクしやすくなりますからね

 

「タイヤ交換」は自転車屋さんでやるもんじゃないの?

 

そう、思いがちですが
慣れれば簡単に出来ます!

自転車屋さんへ行って、工賃を払うよりも
タイヤを買ってきて、自分でやれば安上がり!

 

 

今回使用している自転車は

「ギア付き シティサイクルタイプ」です。

ギア無しならもっと簡単にできるし、

自転車の構造はだいたい同じなので、街乗りタイプの自転車なら参考になるかと思います。

 

タイヤ購入

 

まずは、新品のタイヤを購入しましょう。

基本的に、自転車を売っている所ならタイヤも売っていると思います。

 

タイヤサイズですが

「26インチ」と言っても、それはタイヤの直径であって
タイヤによって幅(太さ)が違ったりします。
そのサイズが違えば、タイヤホイール(タイヤ中央の銀色のヤツ)には取り付けられません。
タイヤを購入する際は注意しましょう。

 

一般的なママチャリ(24~27インチ自転車)ですと
「24×1-3/8」「26×1-3/8」「27×1-3/8」
だと思われます。

 

24~27:直径(インチ)

1-3/8:太さ

 

ちなみにワタシは、タイヤのサイズが書いてあるところを写メ撮って
「コレください」と言っています。

 

 

タイヤを購入する際に、店の人に左右の向きを聞いておいた方が良いでしょう。
一応、本記事でもタイヤの向きの記載はしてあります。

 

チューブには「英式」「仏式」「米式」と3種類あります。
英式:主にシティサイクルに使用
仏式:ロードバイク等スポーツ車に使用
米式:MTBやBMXに使用
良く分からないときは自転車屋さんに聞いてみましょう。

 

 

タイヤを購入して来たら、早速タイヤ交換をしていきましょう!

 

タイヤを外す

 

とりあえず
作業がしやすいように、ひっくり返します。
その際、ハンドルとサドルが地面について擦れてしまうので、
ブルーシートか何かを敷いたほうがいいでしょう。
気にしない様であれば、そのままやっても構いません。

さて、タイヤを外す訳ですが
ようは、この状態↓になればいいのですよね

で、タイヤ周りを見てみると
タイヤを締め付けている、これらのネジを外せば取れるのではないかと思われます。


なので、外していきましょう!

まずは15mmのナット

ワタシは、100均で購入したお徳用レンチを使ってます。

 


外側についているゴムを取って、ナットを外すとこんな感じ

 

↑外側から「荷台」「泥除け」「スタンド」「本体」の順で付いています。
戻す時も同じように組むので、この順番を覚えておきましょう

 

 

 

↑反対側にはギアカバーが付いています
外側から「荷台」「泥除け」「ギアカバー」「スタンド」「本体」の順です。

 

 

ナットは取れたのですが、チェーンがあるのでまだタイヤは外せません。
チェーンの下(ひっくり返しているので上ですが)にある変速機を手でびよーんをやると
ちょっとだけチェーンが緩みます。

 

チェーンを外して、どこか適当な所にひっかけておきましょう。
これを引っかけずにそのまま放置すると、後で厄介なことになるので注意してください。

 

まだ、タイヤは外れません。
チェーンと逆側を見てみるとブレーキワイヤーが繋がったままですね。
まずは繋がっている部分のネジを取ります。

全てのネジを取らなくても、ブレーキワイヤーが外せればOKです!

 

↑ネジとナットは、外したら合体させて無くさないようにしましょう!

 

 

ブレーキ調整ワイヤーのネジを取ります。

固いようならペンチかプライヤーで回しましょう!

 

↑これも無くさないように付けておきましょう

 

 

これで、タイヤが取れました!

 

↑タイヤには、ナットが付いているので、無くさないようにしましょう!

 

 

ちなみにチェーンはどうなっているかと言えば
ココに引っかかっています。

 

 

タイヤを交換する

 

タイヤ取り出し

 

タイヤが外れたところでタイヤを交換していきます!

 

まず空気を抜きます。
空気穴に刺さっているネジのようなものを取れば

空気は抜けていきます。

 

 

空気が抜ける勢いで、上から2番目の「金属とゴムが合体したもの」が飛んで行ってしまう事があります。
無くさないようにしましょう!
もし、無くしても100均で売ってたりします

 

 


 

 

空気が抜けたらヘラみたいなので、タイヤを外していきます。

自転車タイヤ交換用のヘラを使います。
ちなみに、このヘラは100均で売っているやつです。

 


(どちらでもいいのですが)青いほうをタイヤの隙間に刺してから、

S字フックみたいなところでスポークに固定します
そこから、もう1本の黄色い方で、グリグリしながらタイヤからちょっとづつ外していきます。

 

それを繰り返すとタイヤの片側が外れます。

 

タイヤの片側が外れたら、チューブを引っこ抜きます。
もし、チューブがヘタっているようなら、このタイミングで新品に変えてしまってもいいかもしれません。

 

チューブはゴム製なので、自転車に乗っていなくても劣化していきます。

劣化したチューブはパンクしやすくなるので、そうなる前に交換しておきましょう。

交換の目安としては、走行距離が3000㎞もしくは2年以上使用となっております。

 

 

チューブが取れたら、タイヤも簡単に取れると思います。

上:新品
下:中古

 

新品と比べると、だいぶ溝がすり減っているのがわかります。
走っていて、ペダルが重いなと感じたら交換ですね。
このまま走っていたら、いずれチューブまでやられてパンクしていた事でしょう。
そうなると押して歩く事になるので、

そうなる前に、早めの交換をオススメします。

 

タイヤを外したところで、今度は新品を組み上げていきます!
単純に、バラした逆の手順と思っていいでしょう!

 

タイヤには向きがあります。

ロゴが書かれている方が、進行方向の右側です。

 

向きとかどうでもいいという意見もありますが
そんなたいした手間ではないので、やっておきましょう。

ちなみに、今は自転車をひっくり返している状態なのを忘れないでくださいね。
チェーンがある方が進行方向の右側です

 

 

タイヤ装着

 

・チューブをタイヤの中に仕込みます
この時チューブがねじれないように気を付けましょう!
チューブを平たくした状態で仕込むのがコツです。
・チューブの空気差込口をタイヤの穴にいれたら

・タイヤの片側をホイール(銀色のヤツ)に入れ込みます

 

そして、もう片側をヘラで「テコの原理」をつかって押し込みます

 

最後がものすごく固いんですよね。

 

そこをヘラで、なんとかグイグイ入れます。
ここは力がいるところですね。

 

全部入ったら、
今入れたタイヤのゴムの部分を外側に引っ張って、軽く全体を整えてあげましょう。

 

 

空気差込口のネジをハメます

 

そして、空気注入!

 


出来ました!

 

ちょっとピンボケになってしまいましたが、
ゴム部分と金属部分の境目を注意してチェックしてみてください。

 

装着前のタイヤの

↓青いラインが金属の淵のラインです。
↓装着後に赤い四角の中の斜線がかなり見えているようだと、やり直したほうが良いです。

気にせず仕上げてしまうと、走っているうちにそこからチューブがはみ出して
水ぶくれみたいになってしまいます。

 

これはどういうことかと言うと

・タイヤのゴム部分の赤いライン↓の所にワイヤーが入っていて
・空気を入れた時に、タイヤが膨らんで
・金属部分の赤いライン↓の溝にひっかかる
・それでタイヤとホイールが固定される
という仕組みです。

断面図で図解すればいいのですが、絵がヘタなので割愛します。

ちなみに、上記写真の赤いライン同士をくっける訳ではありません・・・
写真の関係上、ゴム部分の左側と金属部分の右側に赤いラインを引きました。

 

 

タイヤを車体に組み込む

 

タイヤが出来たら、車体に組み込んでいきます。
もちろん、バラした逆の手順で組んでいけば基本的にOKです!

 

 

まず、車体にタイヤをはめ込んで
チェーンをギアにかけてしまいましょう。
とりあえず、どこのスプロケット(ギザギザの板が並んでいるやる)でもOKです。

 

仮止めしていたネジを外し、
元あった感じに仮止めしていきます。

 

完全に絞めるのではなく、仮止めです。
ブレーキなども最後に調整します。

 

「荷台」「泥除け」「スタンド」も付けていきましょう!
順番は覚えていますか?

とりあえず、付けていっちゃいましょう!
ただし、後で調整するので完全にネジを締めるのではなく仮止め程度にしておきます。

 

ネジを付けたところで、よく見ると

タイヤが車体に比べて斜めになっているのがわかります。
これはチェーンがタイヤを引っ張っているのでこのようになってしまうのです。

 

なので、
手でタイヤをグイッと真っ直ぐにしながら、タイヤシャフト(タイヤ中央)のネジを締めて固定していきます。
自転車屋ではないので、だいたい真っ直ぐかな?くらいで大丈夫だと思います。
車体を擦るくらいタイヤが曲がっているなら問題ですが、
ちょっと曲がっているかな?くらいなら、さほど問題ではないでしょう。

 

チェーン引きが付いている自転車ならそれで調整したりも出来ます。

走っていて違和感があるようなら、その時に直しましょう。

 

タイヤの本締めが出来たら、先ほど仮止めをした所を本締めしていきます。

 

車体を起こして(上下正しい位置に戻して)ブレーキ調整をします

何やら取っ手みたいのが付いていて、
そこをギュッとやって、一番締まった所でネジを締めます。

タイヤを回してみて、ブレーキがちゃんと効くようならOKです!

 

 

軽く試乗してみて、問題ないようなら
完成です!!

 

 

 

自転車のタイヤを交換するにあたって

 

自転車には、いくつか種類があるので、全てが上記の方法で出来るとは限りません。
自転車をバラす際はちゃんと元通りに出来るかどうか確認してから行ってください。

 

大事なのは、ネジなどのパーツを無くさない事です
無くなっても、同じものを買って来ればいいのですが・・・
無くした時点で、どの形のものがあったか、解らなくなります!

 

また、

バラした逆の順序で組み上げるのでちゃんとその手順を覚えておきましょう!

 

これさえしっかりしていれば、とりあえず何とかなるような気がします。

 

 

 

 


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