当ブログでは車種ごとに、エンジンオイルの交換を取り上げています。
繰り返しになる点も多いと思いますが
確認の意味も込めて、改めてエンジンオイルを交換していきましょう!
エンジンオイルはバイクの血液のようなものです
血液が少なかったり、ドロドロ血液だと
エンジンが焼き付いてしまい、
故障したり、最悪の場合廃車となることもあります。
そうならないように定期的にメンテナンスをしておきたい所です。
そうは言っても、
毎回バイク屋へ頼むのでは金額的に大変です。
そこまで難しいわけではないので、コレを機に自分でやってみましょう!
エンジンオイル交換時期
一般的にバイクのエンジンオイルは
3000km走るか、
走ってなくても1年で交換しましょう!
オイルは酸化するなど、徐々に劣化していきます。
3000㎞走ってなくても、乗っていなくても、
1年で交換しておきましょう!
(取扱説明書にも書いてあります)
消耗品購入
4サイクルエンジンオイル
オイルは
HONDA製スクーター用のエンジンオイル
を使っています
4サイクルエンジンオイル(4CYCLE ENGING OILと書いてあるやつ)なら、なんでもいいと思うのですが、とりあえずスクーター用って書いてあるものを使っています。
ベンリィの取扱説明書によると
推奨オイルは「HONDA純正 ウルトラ E1」と書いてあります。
(SAE規格は10W-30です)
ドレンワッシャー
エンジンオイルを抜く穴に刺さっているボルトを
車体へしっかり密着させるためのワッシャーです。
ドレンワッシャーのサイズはM12です。
↑安いドレンワッシャーを使っていますが、とりあえず問題なく使えています
オイルの廃油処理箱
オイルを垂れ流しする訳にはいかないので
オイルの廃油処理箱が必要になってきます。
後ほど記述してありますが
ベンリィのオイル交換の時、出てくるオイル量は0.7ℓです。
つまり、その容量以上の箱が必要になってきます。
オイルチェック
いきなりエンジンオイルを交換するのではなく
エンジンオイルのオイル量をチェックしておきましょう!
これを毎回やることによってオイル状況が分かってきます。
エンジンオイルをチェックした時、前回入れた時より・・・
・オイルがかなり減っていたら
オイル漏れ、もしくはエンジンが劣化しているかもしれません。
原因を探ることも大事ですが、わからない場合でも
今後、こまめなオイル量のチェックは必要となってきます。
オイルが少なくなってきたら、オイルを規定量まで足しておきましょう!
もしオイルが少ない状態で走っていたら、エンジンが焼き付いてしまう恐れがあります。
・オイルがかなり増えていたら
構造上、4サイクルエンジンはオイル量が変わることはありません。
オイルが燃えて多少減ることはあっても、増えることはありません。
考えられるとしたら「エンジンオイルの乳化」です
エンジン内部の故障や
エンジン内部で結露が発生してオイル総量が増えた状態になる
などと言った状態です。
どちらにせよ、あまり良い状態とは言えないので
気になる方は「エンジンオイル乳化」で検索してみて下さい
早速チェックしていきましょう
まずは、
センタースタンドを立てて、オイルレベルゲージを抜きます
赤〇で囲ったコレ↓
先端に付着したオイルをふき取ったら
再度、穴へ差し込みます。
ねじ込む手前まで刺し込んだら、抜きます。
先っちょのアミアミ部分の範囲が規定量となります。
この部分にオイルが付いているようならOKです!
このアミアミより、多すぎても少なすぎてもいけません。
上記画像ですが、よく見ると
オイルが斜めに付着しているのがわかるでしょうか?
これは、若干傾斜になっているところで測ったからなのですが、
つまりは、
多少地面が斜めになっている場所でセンタースタンドを立てて測っても、ある程度の傾斜なら大丈夫!
という事だと思います。
上限・下限ともアミアミの中ならOKでしょう!
あまりにも急斜面になるとオイル量がちゃんと測れないのでダメだとは思います。
色も見てみましょう
黒くなっているので、まさに交換時期です。
古くなったオイルを抜く
まずは、古くなったオイルを抜いていきます。
抜く場所はコレ!
車体底面右側に付いているドレンボルト
ボルトがたくさんついていて少しわかりにくいかもしれませんが、
赤丸↓のコレです。
このドレンボルトを外していきます。
17mmのレンチを使うのですが・・・
メガネレンチは上手く入らないので使えません
そこで使うのはコレ
ラチェットレンチ!
ただし、そのままだと奥まで届かないのでエクステンションバーが必須です!
早速外していきたい所ですが
そのまま作業すると、センタースタンドが若干邪魔になります
なので、サイドスタンドに変更です!
これなら作業もしやすいし、
オイル抽出口が多少斜めになるので、勢いよくオイルが出るのを防ぐことが出来ます
このページの最初の作業からサイドスタンドを立てるのはNGです!
オイルチェックの時は、車体を水平にするためにセンタースタンドを立てます。
ラチェットレンチでドレンボルトをある程度緩めたら
あとは手で回すのですが、
ドレンボルトを外す前にオイル処理箱を下に敷いておきましょう
オイル抽出口が奥目にあってよく見えないので
一応、こぼれ防止のために新聞紙を敷いておきます。
準備ができたらドレンボルトをゆっくり緩めながら外しましょう
最近ではエクステンションバーで伸ばして、
それを指で回して外しています。
ドレンボルトが取れた瞬間、オイルがドバドバ出てきます
ドレンボルトは、外したらキレイに拭いておきましょう
上記画像の銅色の輪っかがドレンワッシャーです
ドレンボルトと一緒に取れたドレンワッシャーは
使い捨てなので毎回交換します!
忘れる前に、このタイミングで交換しておいたほうが無難です。
メカニックレベルになりますが、
ドレンワッシャーの
ザラザラな面をバイク本体側
ツルツルな面をボルト側
に付けます。
そこまで厳密なものでもないですけど・・・
オイルの出る勢いが弱くなってきたら、車体を若干手前に傾けて全部出し切ってしまいましょう!
車体を傾けながらだと、車体の底は見えず出きったかどうかわからないのですが
ちょっとくらいなら残っていても問題ないかと思います。
オイルが出きったら、ドレンボルトを締めます。
ドレンボルトをしっかり締めたら、ボルトの周りをキレイに拭いておきましょう!
後でオイルが漏れていないかチェックするためです
オイル処理箱を取り出してみると、やはり少しこぼしていましたね。
新聞紙を敷いておいて良かった
新しいオイルを入れる
オイルを入れる時はセンタースタンドに戻します。
サイドスタンドのままだと、オイルの規定量を正確に量れません
若干面倒ですが、これくらいの手間は惜しまずにキッチリやっておきましょう
オイルレベルゲージが刺さっていたところからエンジンオイルを入れます
~ベンリィ110 JA09~
エンジンオイル全容量:0.8ℓ
エンジンオイル交換時:0.7ℓ
ちゃんと量って入れたほうが良いのですが・・・
ワタシは面倒なので、1ℓ缶の半分(500㎖)くらいまで入れたら
オイルレベルゲージで測りながら少しずつ入れるようにしています。
700㎖量ったとしても、オイル残量によって入る量が変わってくるので
最後は、やはりレベルゲージで測るようにしましょう!!
体感だと500㎖くらいいれたら、メモリのアミアミに到達するような気がします
ベンリィは注入口が小さいので、ワタシは口の広いジョウゴを使っています。
最近では100均でも似たようなものが売っているので、それでも良いかと思います。
オイルレベルゲージのアミアミのところまで来たら
一旦、そこでSTOP!!
エンジンを掛けて、5分ほどアイドリングをします。
これにより、オイルがエンジン内部まで浸透するので、
オイルレベルゲージのラインが少し下がります。
その後、ちょっとずつ様子を見ながら、丁度いい所迄までオイルを入れようにしましょう!
ワタシのやり方としては・・・
オレンジ色のジョウゴの半分くらいまでガッと注いだら
徐々に中に入っていくまで待ちます。
それが全部流れ込んだ後に測ると、メモリの1/3くらい増えた感じがします。
それで調整しています。
(あくまで個人的感覚です)
オイルの入れ過ぎ厳禁です!!
エンジン内が密閉しなくなってパワーが上がらなかったり、
エアフィルターからオイルが吹き出たりしてとても危険です!
↓下記記事参照「エンジンオイルを入れ過ぎるとこうなります」
オイルを規定量まで入れたら、
オイルレベルゲージをしっかり差し込んで
オイル漏れしていないかドレンボルトを触ってチェックして
全て問題なければ
完成です!
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