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ベンリィ110 JA09 ~ウエイトローラー交換~

BENLY110 JA09

 

 

ウエイトローラーは消耗品なので

定期的に交換しましょう!

 

↑画像の赤丸がウエイトローラーです

青い矢印の部分が削れているのがわかります

 

この部分が平たくなっていたら、まさしく交換時期です。

 

さほど手間がかかるわけではないので
ドライブベルトを交換する時、ついでにウエイトローラーも交換してしまいましょう!

 

 

 

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パーツ購入

 

 

ウエイトローラー

 

ベンリィ110のウエイトローラーですが
調べてみると14~16g×6個が一般的なようです

最初に何gのウエイトローラーが付いていたかわからないので、
間を取って
15g×6個

 

今回は社外品で、キタコのウエイトローラーを組み込んでいます。

商品詳細の対応車種にベンリィ110の記載がなくても

リード110に対応していれば、互換性があるるので大丈夫です!

 

 

 

 

 

純正品の型番

型番:22123-KZP-901

 

 

 


ちなみに、
14~16gなど、いろいろな重さのウエイトローラーがあるのですが
重さが変わっても走行には問題ありません。

 

簡単に言うと
ウエイトローラーを軽くすれば、

止まった時からの加速はよくなるが、最高速は落ちる(低速域が良く回る)
ウエイトローラーを重くすれば、

止まった時からの加速は落ちるが、最高速は上がる(高速域が良く回る)
となります。

 

この両方の利点を半々に活用するために
14g×3個、16g×3個
という組み方もアリです!

 

 

スライドピース

 

スライドピースも交換しておきましょう!

 

 

 


スライドピース自体に激しい劣化はあまり見受けられず、
以前乗っていたTodayは一度も交換したことがありませんでしたが・・・

スライドピースは消耗品です。

特に値段が高いわけでもないので定期的に交換しましょう!

 

 

 

周辺パーツの取り外し

 

早速交換していきましょう

 

クランクケースを開ける

 

ドライブベルトを交換する時の
クラッチアウターとドライブフェイスを外した段階から始めましょう。

 

 

 

 

 

 

 

プーリーを取り外す

 

 

赤い丸↓で囲ったプーリーです。


この中にウエイトローラーが入っています。

 

裏側に若干隙間があるので、
指を突っ込んで、スライドさせつつ引っ張り出します。

 

 

たまに、プーリーが取れない時があります。

クランクケース内のカスが隙間に入ってしまったのでしょうか?

そんな時は、パーツクリーナーを吹き掛けると取れやすくなります。

ちなみに、クレ556は金属以外に吹き掛けてはいけません。

どこにどの部品が使われているかわからないので、

ここで使うのはあまりお勧めしません。

 

 

外すとこんな感じです

 

 

 

 

交換パーツを取り出す

 

使用済みウエイトローラーを取り出します。


20000㎞走った状態がコレ↑

側面が削れているのがわかります。

ここまでハッキリわかるようだと、やはり交換時期ですね。
次回整備(40000㎞)までは持ちそうにありません。

 

純正品なので白いウエイトローラーです。

 

 

スライドピースも外しておきましょう

 

 

 

 

車体・パーツの洗浄

 

クランクケースの中は、ドライブベルトの削れたカスやススなどが溜まっています。
これらを放置すると、隙間に入り込んで不具合を起こす可能性もあるので
このタイミングで洗浄しておきましょう!

 

 

雑巾で拭きとってみるのですが、キレイに落ちてくれません。

 

ここはやはりパーツクリーナーで洗浄するのが良いと思います!

 

 

 


パーツクリーナーをシューーーーーーーーーと掛けると
なにやら液状が噴射されて、中のススを掻き出してくれます。
そしてすぐ乾く

 

素晴らしい!!

 

 

 

この時、サイドスタンドを立てると
車体が斜めになって、自然と流れ落ちてくれます。

 

 

キレイになりました!!

 

 

プーリーも洗浄しておきましょう!

 

 

 

 

新品の組み込み

 

 

ウエイトローラーの組み込み

 

新品のウエイトローラーを組み込んでいきます。

 

ウエイトローラーには向きがあります!

進行方向側:大
進行方向と逆側:小

 

よくわからない場合は、
ウエイトローラーの箱の中に入っている取説を確認してください。

 

 

スライドピースの組み込み

 

スライドピースも交換していきましょう!

大きさの問題で、やや入れにくいのですが
ギュッと入れれば何とか入ります。
入りにくいからと言って、サイズ違いではないと思います。

 

 

全て交換できました。

 

 

 

スライドピースが劣化すると、

プーリーの蓋を固定することが出来ず、中でカタカタ言うようになってきます。

カタカタ言うという事は、金属が接触しているという事なので

そのうち削れていってしまいます。

 

そうならないためにも、やはり定期的に交換しておきましょう。

 

 

 

 

プーリーの組み立て

 

 

ウエイトローラーが入っている箱に蓋をする感じで被せます。


出っ張りが3か所あるので、そこにスライドピースを合わせます。

 

 

次に、円盤をひっくり返して円柱を刺します。


スライドピースががっちりハマっているので
ひっくり返してもバラバラになることはなさそうです。
円柱も向きとかはなさそうですね。

 

 

車体への組み込み

 

 

プーリーがバラバラにならないように抑えながら
車体のシャフトへスライドさせて組み込んでいきます。

 

 

この時、車体シャフトに何となく引っかかって

奥まで刺し込めない場合があります。

もしかしたら、シャフト付着した金属カスが引っかかっているのかもしれません

差し込む前に、シャフトにクレ556(潤滑剤)を布に付けて軽く磨いておくと

スムーズに入るようになります。

ちなみに、クレ556を金属以外の部分に吹き掛けてはいけません。

 

 

奥まで入ったら、

完成です!

 

 

 

 

試乗

 

15gのウエイトローラーが標準だったのかわかりませんが
以前と比べて、どことなく・・・

加速が弱くなって
高回転域が良く回るようになった

ような気がします。

 

最初についていたのは14gだったのでしょうか?

もちろんウエイトローラーだけが原因とは限らず
同時に交換したドライブベルトやほかのパーツ
また、エンジンの劣化などがあるかもしれません。

 

単純に、交換前(削れたウエイトローラー)より交換後(新品15g)のほうが物理的に重くなっているので

それが違和感として感じるようになったのでしょうか?

 

 

 

ウエイトローラーが消耗する仕組み

 

ウエイトローラーは、どうして削れてしまうのでしょうか?

そのウエイトローラーの仕組みを見てみましょう

 

 

エンジンが動くと、そのパワーがシャフトに伝わり

シャフトが回ることによって、プーリー(円盤のようなパーツ)も回ります。

 

 

 

プーリーが高速回転で回ることによって、

ウエイトローラーが遠心力で外側へ移動します。

これが変速(ギア)の役目となって加速につながります。

(↑自動変速機)

 

 

ウエイトローラーが内側にいるときは低速が良く回って

外側にいるときは高速が良く回る仕組みです。

 

 

このように、

プーリーの中でウエイトローラーが上下にスライドするので

その摩擦でどんどん削れていってしまう

という訳です

 

 

このように、ウエイトローラーが削れることによって

若干ですが重さが変わり、

若干ですが加速や最高速が変わってきます。

それが違和感となって感じてきたりすることもあると思います。

 

 

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