二日目
4:30 起床
5時10分あたりが日の出なので、それに備えます。
中央やや右下の白いところが山中湖
雲が多くて、水平線からの御来光は拝めそうにありません
段々と明るくなってきて、雲の隙間から太陽が!!
雲が多くて瞬間的な感動は薄いのですが
なんとなく、地球を感じた気がします。
それにしても
幻想的な景色はいつまでも見ていられます。
「山中湖の上に浮かぶ雲を見下ろす」
5:50 出発
ちょっと吐き気もあり、軽く高山病?
水分不足?
山小屋で眠れなく睡眠不足?
前回は山小屋に泊まった時はグッスリだったのになぁ・・・
・今回はここでリタイヤするか?
・行けるところまで行くか?
う~む・・・
降りるのはいつでもできるので
とりあえず、出発してみます!
山頂はやはりガスってる模様
しばらく歩いて、素晴らしい景色を見たら
何か体調が良くなってきた気がしてきました!
もしかしたら、
歩き始めて深呼吸をすることで、良くなったのかも?
寝てる時は呼吸が浅くなるので、
そこで高山病にかかる・・・らしい
とにかく無理は禁物!
ダメならまた来年でも来ればいいしね。
それにしても、雲海がすごい!
光と影のコントラストというか
どことなく、「天気の子」で陽菜が雲の上に行った時のシーンみたいです
とても神秘的!!
この感動、画像で伝わるかが微妙・・・
・・・と
ここでスマホのバッテリー切れ
やはりね、
山は寒いから、バッテリーの消耗が激しいのですよ
しかし!
こんなこともあろうかとちゃんと用意してました
「モバイルバッテリー」
これをつなげば大丈夫!
あっ・・・
接続ケーブル忘れた
そんな訳で、
ここからは予備のスマホで撮った画像になります。
多少、画素数が落ちることをご了承下さい。
6:30 八合目・太子館
見上げると、
山頂までの道のりは遥か高い
この高度までくると
変わった形の雲に出会えます
あの中に「ラピュタ」がいるのでしょうか?
7:40 八合目・白雲荘
流石に登頂スピードが落ちてきた
昔はガンガン登ってたんだけど
・・・もう若くない
三歩進んでは一息ついての繰り返し
結構ツライ
まぁ・・・
ゆっくりでも前へ進めば、いつかは頂上にたどり着くハズ!
まさに人生!
山登りで辛い時は、この
「三歩進んでは一息ついての繰り返し」
が、意外と効果的です!
それを繰り返すだけで、いつの間にか登れています。
結構登ったぞ!
(登り始めに比べて)あとちょっと!
8:35 富士山ホテル
・景色がキレイ
・次はちゃんと計画をたててこよう
・もう二度とくるか!
の葛藤
↓上の平らになっているあたりが山頂(のお鉢)
ゴールが分かっていると心の余裕が出てきます
9:10 八合五尺・ご来光館
他の登山客と挨拶かわして
抜きつ抜かれつ
あと少しがんばりましょーとかなんとか言って
ちょっと楽しくなってきた!!
10:00 九合目
ふと上の方を見ると、皆頑張って登っています
疲れきって一心不乱に登る姿は、どこか死出の旅立ちのよう?
もしくは、かぐや姫を追って富士山を登る竹取物語の情景?
ここまで来たらあとちょっとです!!
鳥居の頭があるのがわかるでしょうか?
鳥居が見えたらあとちょっとの印です!
これをくぐれば、ほぼゴールです!!
(富士山のお鉢なので、あとはある程度平坦と言う意味)
そう、
あと何回かジグザグすればゴールだ!!
先ほど見えていた鳥居
11:00 富士山頂上奥宮
やった!山頂!!!
・・・と
以前はここに「富士山頂」の石碑があって、
それを写真に撮って富士山登頂としていた時もあったのだけど
撤去されてる!!
やはり
富士観測所のある山頂まで行かないと、
富士山制覇とは認められないらしい
とはいえ、ここまできたら
富士山の山頂にある火口のまわり(言うなれば、お鉢の淵に当たる部分)に居るので
キツイ高低差はありません。
人も大勢いるし山小屋もあるので、なんだか楽しいです。
ここの郵便局では、お盆あたりまでなら手紙を出す事も出来ます。
眼下に広がる雲海を眺めると
まるで、雲の上を歩いているような気分
富士山(お鉢)の一番高い所「剣ヶ嶺」に向かいます。
最後の力を振り絞って、富士観測所手前の急坂を登ると・・・
(↑これが意外と厄介)
12:00 富士山頂
富士山頂制覇!!
ただし・・・
ガスっていて何も見えません
せっかく来たので、お鉢巡りもしておきます。
およそ1周1時間くらい
12:50 下山口
さて、帰るか
降り口を間違えないように注意しましょう!
目的と違う所から降りたら、戻ってくるのに一苦労です。
いや、一苦労どころの騒ぎじゃない!
富士山にはある程度「登山道」と「下山道」が分かれています。
もちろん途中で合流するので行き先が違うという事はありません。
おそらく、渋滞緩和もあって分かれているのではないでしょうか?
繁忙期には登山渋滞が発生しますからね
もちろん、
登山道の途中で途中リタイヤしてそこから降りるのも致し方ないとは思いますが、
下山は下山道を通った方が楽です。
登りは登山道を通った方が楽です。
逆に道を間違えて下山道から登る人もいますが、結構大変です!
須走コースでは下山道を登っていく人をよく見かけます。
登山道と下山道の合流地点(分岐)がわかりにくいんですよねぇ
下山道を登るのはメッチャ大変です!
須走コースを登る際は、
分岐が出てきたら、間違えないように注意しましょう!!
降りるにつれて視界も晴れてきます。
13:40 須走分岐
須走口ではなく、吉田口へ!
登るのは時間がかかるけど、下りは早い!
登りと違い、
それなりに余裕をもって景色を見られるので気持ちいい。
また、来るか!
15:20 六合目分岐
スバルラインではなく、吉田口へ!!
13.4㎞/245分
まだ結構ある・・・
登山客とすれ違う
結構、麓から登る人はいるもんですね
五合目、四合目、三合目と懐かしい景色を遡っていきます。
二合目が過ぎ、あと少し
ただ・・・
一合目の帰り道が地味にキツイ
8キロ2時間もくもくと歩きます
日が落ちて暗くなってきたので、林道ではなく一般道へ
高速道路の下を潜るともう少し・・・
あたりはすでに真っ暗
バッテリーも切れました
暗い中、一般道を通ると現在地がどこかさっぱり分かりません
住宅街に入ると、どこに浅間神社があるのやら・・・?
バッテリーも切れているのでGoogleマップも開けません
人に聞きつつ・・・
なんとか到着
19:15 浅間神社
合計、約37時間・・・疲れた
以前は山小屋泊って24時間だったのに。
なんでこんなに時間がかかったのだろう?
まぁ、それよりも、
無事帰ってこられたことに感謝です!
締めに富士吉田うどんを食べようと思ったのですが、
この時間、ほとんどの店舗はもう閉店しています。
それならば!と、
富士山駅の駅ビルB1のフードコートへ行ったのですが
うどん屋は定休日でした
・・・残念
よし、また来よう!!
登山規制
山梨県は2024年より吉田ルートの登山規制を行っております。
詳しくは、公式サイトをご覧ください。
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